2022年G20サミット、バリ島開催へ 議長国インドネシア

【ジャカルタ=地曳航也】インドネシア政府は、2022年に議長国を務める20カ国・地域(G20)をめぐり、秋に予定する首脳会議(サミット)を人気リゾート地のバリ島で開く方針だ。完全な対面形式での開催をめざす。新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた経済の回復を内外にアピールする狙いだ。

インドネシアは東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国で唯一、G20に参加し、初めて議長国に就く。ジョコ大統領は10月30、31日にイタリアのローマで開くG20サミットに出席する。次期議長国として、新型コロナからの経済回復と気候変動問題を主要議題に据えたい方針を示すもようだ。

バリ島でのG20サミット開催でコロナ禍からの復活を印象づける。同国はデルタ型の流入で7月に感染状況が世界最悪の水準に陥った。直近は1日の新規感染が千人以下となり、ジョコ氏は経済を徐々に再開させている。バリ島では訪問を禁止していた外国人観光客の受け入れに向け、14日に国際線の運航が再開した。

ジョコ氏は新興観光地である中部ラブアンバジョを開催地として検討していた。希少動物のコモドオオトカゲ(コモドドラゴン)が生息し、ユネスコも世界自然遺産に指定するコモド国立公園が近くにあり、開発を進めている。ただ医療施設などインフラが間に合わず断念した。閣僚レベルの会議の開催を模索する。

バリ島では13年秋にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を開くなど国際会議の実績が豊富だ。ジョコ氏は8日、同島を訪れ、ホテルなど関連施設を視察した。

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